こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、西洋医学と東洋医学についてお話しようと思います。
津島げんき整体院の施術の考え方は、どちらかというと東洋医学的な考え方です。
もちろん、西洋医学の解剖学や生理学、病理学はしっかり学んでいますし、
西洋医学的な考えも取り入れています。
西洋医学と東洋医学では、根本的に病気に対する考え方が違います。
例えば中国では、
・風邪、熱などの急性的な症状は西洋医学の先生がみます。
・難病などの慢性的な症状は東洋医学の先生が診ます。
それぞれが、得意不得意があるので、良いとこ取りをしたほうがお得なんですね(^^)
西洋医学の特徴
西洋医学は、基準値、精密検査、医療機器などを使うことで的確に検査します。
そのため、病気の原因究明がはっきりとできます。
原因が特定できれば強いのですが、
原因不明といわれたり、患者が痛いといっているのに問題ないといって帰してしまうことも
多々あります。
治療は風邪・熱・皮膚の炎症・感染症などの急性的な症状に効果的です。
あとは、ケガや骨折。
特効薬がある病気に対しても効果的です。
治療方法は抗生物質や痛み止めなどが中心で、患者の症状1つ1つに対して治療します。
症状1つ1つに対して薬が処方されるので、結果薬の量が多くなります。
これらの治療は、いわば症状(多くは治癒の過程で起きる反応)を止めるだけの対症療法であって、
その場しのぎの治療でしかないので、根本療法にはなりえないのが実情です。
化学薬剤(化学物質)である薬の長期的な使用は、治癒を遅らせます。
更に、薬の副作用により新たな病気が造られるという問題が近年問題になっています。
病人が減らない最大の問題が『医原病』によるものです。
たしかに、薬が効果的に効かない場合、副作用のみで効果がなければ
身体には負担のみが残りますから、
体力が落ちていれば病気にもなるというものです。
東洋医学の特徴
東洋医学は体を総合的に見て判断します。
体の陰と陽のエネルギーバランスを調整し、
血と気の流れを改善するのが目的です。
薬(漢方)は自然の薬草を用います。
自然の力を非常に有効であると考えているので、自然治癒力を最大限に働かせます。
具体的にまとめると、
1.体を総合的にみる
体を総合的にみる理由は、生き物というものは全体性を持っているからです。
全体性とは、全体を維持しようと働く作用です。
人間は、傷ができてもきちんと元に戻るし、骨折しても自然に治ります。
また、手術で片方の腎臓や肺を取ってしまったとしても、
もう1つ残った腎臓や肺が大きくなって、その不足を補おうとしてくれます。
このように生物は全体性を持っています。
東洋医学では、自然治癒を重視し、患者さん自身の治癒力で病気を治させるよう
治療したり、食生活の提案したりします。
2.陰と陽のバランス
人の体もこの陰陽のバランスが取れていれば、健康体となります。
ですが、陰陽のバランスが崩れてしまえば不健康になっていきます。
病気は、体が陽性に傾き過ぎたり、反対に陰性に傾き過ぎることによって発症します。
ですから、この陰陽のバランスを、均衡の取れる方向に持っていくことが
病気を治癒する近道なのです。
また、食物の陰陽も考えて食事改善することもとっても大事なことです。
3.血と気の流れを改善
病気は、肉体的な問題だけでなく、必ずその精神的な問題も関係しています。
例えば、
・食事
・ストレス
・運動不足
などの問題を考えます。
血と気が滞っていると、病気はよくなりませんので、
生活習慣や、生活環境を変えていただく努力は、出来る範囲で患者さんにも
して頂きたいと考えています。