こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、首がガチガチで腕にまで痺れが来てしまっている50代女性の3回目の来院です。
首がガチガチで腕に激痛が走る50代女性 初回の状態
この方は、初回に来院されたときは、それはもうひどい状態でした。
・首が動かない、回らない
・首の筋肉がガッチガチ
・肩甲骨周りの筋肉もガッチガチで肩が上がらない
・腕に激痛が走る
・夜に激痛で何度も目が覚める
・背中の筋肉がガチガチ
・腰もパンパン
・首は浮腫んでしまい、眩暈も発生
・・・
と、まあこんなに身体がガチガチで、
よく生活しているなぁと感心してしまうくらいの状態でした。
歩き方も、上半身が固まってしまい、
肩や腕も動かないですし、首も不自然に動かないので、
どこかの国の軍人さんのような直線的な動きでした。
首がガチガチで腕に激痛が走る50代女性 3回目の状態
本日3回目でしたが、
初回の症状はずいぶん減ってきています。
・腕の痛みも半分以下になりました。
・夜、痛みで起きてしまうことも無くなったようです。
・首も回るようになってきています。
・首の筋肉も弾力性が出てきました。
・背中の筋肉も最初よりはずいぶん柔らかくなり、背骨も動くようになっています。
・歩き方もスムーズになっています。
・何より笑顔が増えました。
まだ途中経過ですから、もっと楽になりますので楽しみです。
どうしてこんな状態になってしまったのか?
どうしてこうなってしまったのかというと、
基本的には、お仕事の影響が強いようです。
座りっぱなしで、痛くても我慢して続けていたようです。
さらに、なかなか仕事を頼むことに抵抗があったようで、
1人で抱え込んでしまい、体力的にも精神的にも限界だったみたいです。
通常、これくらいのことでは、ここまでは悪くなりません。
他にも理由があります。
体質として、坐骨の耐久力が極端に弱いのです。
坐骨の耐久力が弱ければ、背骨も相対的に弱くなり、
座りっぱなしや立ちっぱなしでいるだけでも、背骨やその周辺の筋肉は
非常に強い負荷がかかります。
簡単にいえば、『背骨が重力に負けてしまっている』状態です。
ですから、背骨周辺の筋肉が骨を支えるために常にがんばっているのです。
普通に生活しているだけでも筋肉は疲労するのに、
さらに、仕事の激務をこなすことで背骨や筋肉には負荷がかかり続けます。
それを、がまんして、
マッサージや指圧で誤魔化してきた結果が、いまの身体の状態ということです。
ちなみに、マッサージや指圧は、筋肉のコリを治すことは出来ません。
その場は楽になったように感じますが、
すぐに筋肉は以前よりも硬くなり、弾力性が失われていきます。
接骨院やマッサージのお店に頻繁に通っている方の筋肉は、
粘土のように固くなり、血流が悪く、冷たくなっています。
マッサージの刺激にも慣れてしまうと、さらに強く揉んでもらわないと
気持ちよくないので、どんどん際限なく強くマッサージされることになります。
挙句の果てに、ガッチガチの筋肉の出来上がりというわけです。
この方も、そのパターンでひどい状態になってしまっていました。
MSB療法での調整
MSB療法では、揉んだり押したり、強い刺激では治療は行いません。
強い刺激では治らないという事を知っているからです。
触れる程度の刺激と、ゆらゆら揺する程度の刺激で十分に身体は回復していきます。
弱い刺激の方が、身体は安心し、
脳の中枢まで刺激が届きやすいのです。
今回は、坐骨の耐久性を強化し、
心臓と肺に循環障害が出ていたので、それを処置しました。
背骨も1つ1つ細かく調べると、椎骨がいくつも耐久力が弱い骨が見つかりました。
色んな要素が重なって、今回のような重篤な状態になってしまっているようです。
なにごとも、1つ1つ紐解いていき、
原因を的確に見つけだして、1つ1つ取り除いていけば、
たった3回ですが、かなりの変化が見られます。
最後に 、皆さんにお伝えしたいことは、
肩こりや腰痛、筋肉のコリや痛みに対して、
マッサージや指圧は決して行わないようにしてください。
間違いなく悪化します。
どんなに、重症に見えても、
原因を的確に探り出し、それを解消する技術があれば、必ず治っていきます。
諦めないで下さいね。
もし、あなたの今の症状で、気になる事、聞いてみたい事などあれば、 お気軽にご相談ください。