こんにちは、愛知県津島市にある、津島げんき整体院の三輪です。
今日は、マッサージと腰痛悪化のお話です。
マッサージと腰痛悪化の関係性
いきなりですが、マッサージすると腰痛は悪化します!
『えっ!? 嘘でしょ?』
『マッサージって筋肉を柔らかくして、腰痛を治すものじゃないの?』
・・・実は違うのです。
皆さんがそう思うのも無理はないです。
マッサージは身体に良いということが一般常識になるくらい
世の中には、リラクゼーションマッサージが浸透していますから。
ですが、医学的にはマッサージは腰痛を治すどころか
悪化させてしまうということが証明されてしまっているのです。
マッサージをすると悪化する原理
一般的に、筋肉を揉むことをマッサージといいますが、
緊張した筋肉をグイグイ揉むと何が起こるかと言うと、
筋肉が炎症を起こします。
これが、よくいう『揉み返し』というやつです。
皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
『揉み返し』はマサージ師が言い訳としてよく使うのは、
好転反応という言葉です。
はっきり言いますが、グイグイ揉んで好転反応なんて起きません。
ただのドーゼオーバー(刺激過剰)で筋肉を傷つけているだけのことです。
腰の筋肉をグイグイ揉んで、揉み返しが起こった場合、
最悪3日間くらい立てなくなることもあります。
揉み返しというのは、筋繊維が切れてしまい、その筋肉を治そうとしている炎症反応です。
筋繊維が切れると、カルシウムで筋肉を固める作用が起こりますから、
筋肉は揉めば揉むほどカルシウムが沈着して硬くなっていきます。
そして、治りたいから通っているのに、どんどん腰痛が治りにくい身体になっていきます。
ヨーロッパなどのマッサージは、撫でるように行われています。
揉むということはしません。
最近よくみられるようになった、
60分2,980円のリラクゼーションマッサージなんかで
アルバイトの子にグイグイ揉まれるのは自殺行為としかいえません。
当院にみえる患者さんには、口をすっぱくして伝えていることです。
皆さんも気をつけてください。
マッサージのまとめ
マッサージと腰痛改善のお話をまとめます。
第一に、マッサージでは腰痛は改善しないということです。
その場では気持ちよくなったような気がするかもしれませんが、
実は、マッサージを行うことで、腰の筋肉は断裂し、炎症を起こします。
これが、『揉み返し』です。
決して好転反応ではありませんので、騙されないようにして下さい。
そして何度もマッサージを繰り返してしまうと
切れた筋繊維に、カルシウムが沈着し筋肉をどんどん硬くしてしまいます。
その結果、筋肉はガチガチになり、どんどん腰痛が治りにくくなっていくということです。
自宅で出来ることは、
・痛みが出ない程度のストレッチ
・お風呂での半身浴で身体を温める
ことが有効です。
同じ姿勢をとり続けると、腰の筋肉は硬くなりこってしまうので
30分に1回は席を立って身体を動かすなど、
同じ姿勢をとり続けないような工夫が必要です。
それでも、腰痛がひどくなるようでしたら、
原因が他にあると思いますので、我々のようなプロの施術家に相談してみて下さい。
多くの慢性腰痛の方が当院で改善されて喜ばれています。