こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日はぎっくり腰についてお話しようと思います。
ぎっくり腰とは・・・
治療院をしていると、ぎっくり腰で来院される方が結構いらっしゃいます。
急に重いものを持ち上げたときに、腰に激痛が走って動けなくなる症状です。
日常生活もつらいですし、寝ていても家族が歩く振動だけで
痛くて、惨めで、悲しくなってしまうこともあると思います。
ぎっくり腰の原因
そもそも、ぎっくり腰とは、
一般には急性疾患で第5腰椎や第2腰椎周辺の筋肉が循環障害を起こしたときに
発症します。
西洋では『魔女の一撃』と言われるように、何かの拍子に筋肉が炎症を起こすと思われて
いますが、
実はぎっくり腰の本当の原因は背骨が弱い体質からきているということが関係しています。
その体質に加え、腰椎周辺の靭帯や軟骨に新鮮な血液が届いていないこと、つまり貧血状態
をおこしているということが原因です。
ぎっくり腰を放っておくと・・・
タダのぎっくり腰と侮っていると、痛い目を見ることになります。
ぎっくり腰を悪化させてしまうと、
・背骨をゆがめたり
・椎間板ヘルニア
・すべり症
・腰椎分離症
のような治りにくい慢性疾患になってしまいますので注意が必要です。
そもそも、ぎっくり腰は、
慢性腰痛を抱えている人や
もともと腰が弱いという体質の人が
何かしら急激なきっかけで発症する病気です。
腰に疲労が蓄積されて、もう限界だ~ってなったときに
起こりやすいのですから、
放っておいても、解決しないということは分かってもらえると思います。
ぎっくり腰の予防方法
ではどうすればいいのかというと、
自宅で出来る対策としては2つあります、
①体を冷やさないようにする(特に腰まわり、下半身)
②食べ過ぎに注意する
の2つです。
これだけでも他の症状がなければ治ってしまうくらい効果的です(^^)
それにはこういう理由があります。
東洋医学には『冷え』という概念があります。
東洋医学の『冷え』と西洋医学の『冷え性』とはまったくの別物なのですが、
難しい話になってしまうので、ここでは詳しくは説明しません。
『冷え性』については、またの機会にお話しすることにします。
冷えは万病の元といわれ、冷えると体の機能は低下します。
冷えは、血流も悪化させ、内蔵はもちろん、筋肉や靭帯にも十分な血液を送ることが
出来なくなります。
そうなれは、筋肉や靭帯は正常に働くことが出来ず、通常なら何の問題も無く出来る動作も
負担がかかるようになってしまい、腰はもちろん負担のかかりやすい部分を
痛めやすくなってしまいます。
それが冷えが体の機能を低下させる理由です。
それと、食べ過ぎについても、冷えを生じることが分かっています。
食べ過ぎると、消化吸収に血液を多く使い過ぎてしまい、胃腸以外の部分の血流が悪くなります。
血流障害は冷えを生じますので、先ほど説明したとおり、筋肉を痛めやすくなります。
まとめ
ぎっくり腰には、
1、体を冷やさない。
2、食べ過ぎない。
という2つのことが重要です。
この2つを習慣的に行っていれば、ぎっくり腰以外にも
生活習慣病にも効果的ですし、
大きな病気はしないような体が出来上がっていきます。
ただし、上記の養生法を行っていても自分自身で治らないことも中にはあります。
通常ぎっくり腰は、1週間もあれば放って置いても治りますが、
1週間以上たっても治らない場合は注意が必要です。
原因が他にあると考えられるからです。
その場合は、我々のようなプロにお任せください。
もし、あなたの今の症状で、気になる事、聞いてみたい事などあれば、 お気軽にご相談ください。