こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は捻挫についてお話しようと思います。
捻挫になったときの思い込み
皆さんは、捻挫をした時にどうしますか?
①治るまで、冷やし続ける
②捻挫してすぐは冷やして、数日後から温める
③捻挫してから治るまで、温め続ける
おそらくですが、一番多い回答は②だと思います。
「捻挫してすぐは冷やして、数日後から温める」
これが、皆さんの常識になっているかなと思います。
病院でも整骨院でも整体院でも、テレビやスポーツしている人の間でも、
これが常識です。
ですが、人体のメカニズムを知っていると③を選ぶのが正解です
普段、常識と思っていることが、実は多くの間違いが含まれている場合があります。
今日から、皆さんには常識の書き換えをしてもらいたいと思います。
捻挫のメカニズム
捻挫のメカニズムについて簡単にお話しします。
捻挫をすると、その捻挫した所は腫れてきます。
なぜでしょうか?
捻挫では、いわゆる「スジ」を痛めます。
それを治そうとする働きが起こるので、血液が集中して集まってきます。
出血を止める血小板、
傷んだ組織や菌を排除する白血球、
痛んだ細胞を修復するためにアミノ酸が集まってきます。
このように、ダメージや傷を治すために、
『炎症』が生じるということです。
捻挫に対してどうするか?
皆さんは、この治すための反応を止めたいですか?
それとも、もっと治る反応を助けたいですか?
もちろん、物事には程度がありますから、時と場合によっては答えは変わりますが、
原則としては、あなたの体が一生懸命に傷を治しているということは分かりますよね。
だとすれば、治るのを応援しようと思いませんか?
応援するというのはどういうことかというと、
◆応援する=血液循環を増やす=温める
ということですよね。
③捻挫してから治るまで、温め続ける
ですよね(^^)
『冷やす』という行為は、血液循環を減らすので、ダメですね。
捻挫直後でも冷やしてしまうと、それだけ治りが遅くなってしまいます。
痛み止め(消炎鎮痛剤)の主な作用というのは、
血液循環を減らすことです。
知ってましたか?
病院からもらう、痛み止めの湿布や飲み薬。
スポーツでよく使う、キネシオテープ。
または、サポーター。
実は、これらは使わないほうが、スムーズに治るのです。
びっくりしましたか?
捻挫の処置の例外事項
何事にも例外があります。
今回の捻挫の処置にも、温めないほうがよい場合もあります。
それは、痛みがとてもつらい場合です。
このような場合は、無理してガマンしなくてもいいですからね。
あまりにも痛い場合は、その痛みがストレスになってしまい、
我慢することで逆に治りを悪くすることもあります。
ですから、何が何でも温めるわけではなく、
痛み止めを使ったり、冷やしたほうが良いときもあります。
ただし、痛みを我慢できる程度でしたら、温めたほうが早く治ります。
捻挫が癖になっている場合は、ちょっと原因が複雑な場合があります。
そんなときは、専門家の意見や検査を受けるのも回復の近道ですから、
気になる事、聞いてみたい事などあれば、 お気軽にご相談ください。