こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、ホットフラッシュの原因と対処法についてお話しようと思います。
女性は更年期になると、突然体がカーッと火照ってきて、
多量の汗が湧き出てきます。
これは更年期障害の症状の1つ、ホットフラッシュです。
ホットフラッシュはいつ何時起きるかが分かりません。
例えば、人と話している時。
電車の中で突然・・・など周りの環境やあなたの意識とは全く関係なく急に起こります。
ホットフラッシュがなぜ起こるのか、その原因と対処法についてまとめました。
ホットフラッシュとは?
更年期障害の特徴的な症状であるホットフラッシュは、
冬の寒い日でも関係なく、急に大量の汗が吹き出てきます。
特に運動をしていなくても、顔や首筋、背中などからシャツがビシャビシャになるほど
汗が出ます。
また、頭に血が上ったような感じになり、顔も赤くなったりします。
困ったことに突発的に、いつでも、どこでも起こるので、
相手に心配されたり、ご自身もいつもヒヤヒヤしていないといけなくなってしまいます。
ホットフラッシュの原因
ホットフラッシュの原因は、自律神経の乱れといわれています。
自律神経が乱れる原因は、卵巣の機能が低下することで、
女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌が減少してしまうことです。
脳の中の機関で、ホルモン調整を行っている視床下部が指令を送っても
エストロゲンが減少しているので、脳に届かないと、何度も視床下部は指令を出すことになり
ホルモンバランスが崩れます。
ということはつまり、ホットフラッシュを治すには、
自律神経の働きを整えるか、
女性ホルモンを補充することが有効であるといえます。
ホットフラッシュの対処法(6つ)
ホットフラッシュの対処法とご自身で改善する方法をお伝えします。
ホットフラッシュの対処法
ホットフラッシュが起きた時は次のような対処を行います。
①首筋を冷やす
冷えたフェイスタオルなどで首筋を冷やすとホットフラッシュは落ち着きます。
常に冷えたフェイスタオルを持ち歩くもの大変ですから、代用品としては、
薬局やコンビニでよく見かける「ウェットティッシュ」や「汗ふきシート」を用意しておくと
良いでしょう。
②体温調節を行う
風通しのよい服を着ていつでも体温調節できるファッションにしましょう。
薄着にして、羽織を持ち歩くようにすると体温調節がしやすいと思います。
また、扇子などをカバンに入れておくと、急に顔が火照ったときに対応しやすいです。
③ホルモン治療
ホルモン治療はホルモン補充療法(HRT)と呼ばれています。
これは、病院で錠剤やパッチ薬によって女性ホルモンを補充する療法です。
閉経している場合や、閉経が近い場合は漢方薬よりもホルモン補充療法のほうが
短期間で効果があるといわれています。
ですが、全ての人に効果が出るともいえないのが現状です。
④漢方薬
月経があり、女性ホルモンの分泌がある場合は漢方薬が有効といわれています。
ご自分の体質が、
- 虚弱で疲れやすいタイプには…加味逍遥散(カミショウヨウサン)
- 貧血気味で冷え性タイプには…当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
- 比較的体力があるタイプには…桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
が良いといわれています。
漢方薬は、効果は穏やかで副作用も少ないと思われていますが、
『あなたは更年期障害だからこの漢方薬です!』
というような、この病気だから、この漢方が効くというような単純なものではありません。
『証』という人の体質にあった漢方を調合しなければ、
人体に害を及ぼすこともあります。
ちゃんとした漢方の知識のある先生に診て貰うことをお勧めします。
⑤運動をする
欲を言えば、更年期に入る前から定期的に運動をしていると症状は軽くなります。
何事にもいえますが、頑張りすぎたり、ストイックになりすぎると逆効果になります。
更年期に入ってからは自分の体力に合った運動をこころがけ、
散歩やサイクリングや、
のんびり行える運動や水泳や水中ウォーキングなど水に触れる運動もいいです。
⑥刺激物を避ける
ホットフラッシュは自律神経の乱れが原因ですので、
自律神経を乱すような刺激物はなるべく避けてください。
例えば、辛いもの、コーヒー、紅茶、緑茶、酒類などです。
ホットフラッシュのまとめ
突然起こるホットフラッシュには、上記のような対処法が有効だといわれています。
正しく対処することでホットフラッシュを解消したり、回数を減らすことができます。