こんにちは、津島げんき整体院の三輪です。
今日は、ヨーロッパの腰痛のガイドラインがどうなっているのかを載せます。
腰痛ガイドライン(ヨーロッパ)
急性・慢性関係なく重篤な脊椎疾患のチェック
・発症年齢が20歳未満か55歳超
・最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
・進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢が無い、動作と無関係)
・胸部痛
・悪性腫瘍の病歴
・長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用暦
・非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用、HIV陽性
・全般的な体調不良
・原因不明の体重減少
・腰部の強い屈曲制限の持続
・脊椎叩打痛
・体の変形
・発熱
・膀胱直腸障害とサドル麻痺
これらの場合は、画像検査、血液検査で詳しく調べる。
(該当者5%程度。)
それ以外の場合は、自然治癒を待つ。
腰痛の世界認識のまとめ
上記のガイドラインでは、ヨーロッパは腰痛を
病気とは見ていないということです。
腰痛を訴える95%の人に対しては、治療しないで良しとしています。
残り5%の人で、
・事故や怪我による腰痛
・悪性腫瘍の可能性のある症状を持っている腰痛
(夜間痛、絶え間ない痛み、原因不明の体重減少、発熱など)
・ステロイドや麻薬を著期間使用している人
・あきらかな麻痺症状のある場合
の人にのみ画像診断をするということです。
痛み止めや、湿布などが無駄であり、効果が無いということの裏返しです。
これらの薬はより治りを悪くするということも知っています。
ヨーロッパの医師たちは、こういうことを理解しています。
日本の医療業界がいかに遅れているかが分かります。
もしかしたら、医師たちは知っているかもしれませんが、国の制度が
追いついていないのかもしれません。
薬や手術によって、余計に悪化してしまう人をたくさん見てきました。
この情報を見た人は、一度立ち止まって考えてほしいと思います。