こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日も、胃下垂についてお話しようと思います。
前回のお話をまだ見ていない方は、こちらからどうぞ。
胃下垂になりやすい人の特徴
胃下垂になりやすい人の特徴は以下のようなものです。
①痩せ型の方
痩せている方が必ず胃下垂になりやすいわけではないのですが、
脂肪や筋肉が少ないと胃などの内臓を持ち上げる筋肉が足りなくなってしまいますので、
胃下垂になりやすいといわれています。
②猫背の方
長時間のデスクワークやスマートフォンを使っていると、
夢中になりすぎて首を前に傾ける姿勢で動きませんから、
背中が丸まってしまうという方が多いと思います。
一般的に猫背といわれている姿勢なのですが、
猫背になると胸が圧迫されて肋骨が広がりにくくなりますから、
心臓や肺、胃などが圧迫されてしまい、
行き場を失った胃が下に行くしかなくなり、胃下垂になりやすくなるといわれています。
③反り腰の方
反り腰とは、猫背とは逆で、腰が反り過ぎてしまう状態のことです。
反り腰になると骨盤が前傾姿勢になり、お腹が前に突き出すような形になります。
(幼児の体型が反り腰です。あとは姿勢をよくしようとして腰を反りすぎている場合もあります)
そうなると、胃が下がりやすくなってしまいます。
胃下垂になる原因は?
胃下垂になってしまう原因には、次の4つが考えられます。
①暴飲暴食
胃は、収縮性が高く、食べ物や飲み物が入ると膨らむことで
多くの食べ物を受け入れる構造になっています。
ですが、食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、
胃が常に膨らんだ状態になるので、その重さに耐えきれなくなってしまい
下に垂れてしまいます。
②早食い
早食いは、一度に胃に入る食べ物の量が多くなるので、
胃の重量が重くなってしまいます。
それで胃に加重が掛かりやすくなり
胃下垂になりやすいといわれています。
③ストレス
強いストレスが掛かりつづけると、自律神経のバランスが乱れ、胃腸の働きは低下します。
胃の働きが悪くなれば、食べ物を消化吸収する時間が長くかかりますので、
結果として胃に食べ物が長く留まるので胃に重量が掛かり、胃が下がってしまいます。
④猫背や痩せている人
これは、胃下垂になりやすい人にも通じる原因なのですが、
猫背の方は背中が丸まって内臓が圧迫されて、
胃が下方に移動している状態になるため、
胃に負担がかかり、胃下垂になりやすいといわれています。
また、痩せている状態というのは脂肪や筋肉が正常な方に比べて、
少ない状態になっていますが、
脂肪や筋肉には内臓を支えるという役割があるのですが、
筋肉や脂肪が少なければ、内臓を支える力が弱くなってしまいますので、
胃下垂になりやすいといわれています。
胃下垂のデメリットは?
胃下垂になると、単純に胃が垂れ下がってしまうということだけではなく、
色々なデメリットが起こります。
胃下垂の症状には、胃もたれや胃痛など胃腸の機能低下などで
調子が悪くなってしまうということがありますが、
これは本来の正常な位置よりも胃の位置が下がることで
消化吸収が上手く行えなくなることが原因です。
胃腸で正常な消化が行われなくなると、
体の隅々まで必要な栄養が行き届かなくなったり、
腸の機能低下がおこることで便秘になってしまい、
老廃物が体内に溜まってしまうため、
ニキビや吹き出物のような、お肌のトラブルが起こりやすくなります。
また、胃腸の血液循環が悪くなることで、下半身が冷えやすくなったり、
足がむくんだりします。
今回はここまでです。
次回はこちらです。