こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、坐骨神経痛の患者さんの2回目の施術です。
坐骨神経痛での初回来院時の見立て
先日、坐骨神経痛の女性から連絡をいただき、施術する機会がありました。
症状としては、
・5年前に坐骨神経痛を発症。
・病院で痛み止めをもらい、症状は治まった。
・1ヶ月前より我慢できないくらいの痛みとしびれ、筋肉のつっぱり感が出現。
・朝起きるときとそれから15分程度が一番つらい。
ということでした。
坐骨神経痛の患者さんで、まず疑うのは、
坐骨の耐久時間の問題です。
ほとんどの坐骨神経痛を患っている方は、坐骨の骨の耐久時間が
正常ではありません。
正常な骨の耐久時間は10時間です。
簡単に言えば、同じ姿勢でじっとしている場合、どれくらいに時間が耐えれるのか
という骨の性能のことです。
坐骨神経痛の患者さんは、この坐骨の耐久時間が極端に短いのです。
もちろんこの方も、例に漏れず、坐骨の耐久時間は短く、
左右ともに2時間も耐えれない状態です。
さらに、左側に症状が出ています。
なぜ右ではなく左側なのか?ということですが、
こういう場合は、内臓の循環不全を疑います。
この方は左の股関節がゆるく、左下肢の筋肉も右に比べてあきらかに弱い
という状態でした。
ですから、右の下肢に比べ左に負担がかかりやすい状態で生活しているので
左に坐骨神経痛が起きたというわけです。
この原因というのは、左肺の循環の問題です。
初回の調整で、筋肉の引きつれが楽になりましたが、
まだ痛みとしびれは残っていました。
2回目来院時の症状
今日は2度目の来院です。
1回目と2回目の体の変化を聞いていきます。
・初回に比べ、体が軽い。
・痛みはまだ残っているけどつっぱり感は気にならなくなっている。
。腰痛、肩こりもついでに楽になってしまった。
体は随分楽になり、変化も出ていましたので
坐骨神経痛のオーソドックスな問題である、
坐骨の耐久性と右肺血流障害は確かに坐骨神経痛の原因ではありましたが、
坐骨神経痛の痛みはまだ残ってしまっていました。
ということは、何か見逃している原因があるということです。
残った坐骨神経痛の原因とは?
この方の坐骨神経痛の原因は、
坐骨の耐久時間と肺の血流の問題以外にも何かしら問題が隠れているということです。
では、探っていきたいと思います。
検査結果では、左坐骨神経にウイルス感染があるようです。
さらに、ウイルス感染がどこから来ているのかを探ると、
頚髄1番にもウイルス感染があり、そこから坐骨神経に感染が広がっている状態
でした。
確認してみると、随分昔から体調が悪くなると首の後ろの部分が
重だるくなり、頭痛が起こるとのこと。
おそらくその時にすでにウイルス感染があったということでしょう。
では、調整開始です!
・・・
はい、完了です。
症状の確認をしていきましょう。
痛みは消失しています。
少しだけ違和感が残っているようですが、今回はこれ以上調整の必要が
ないとの検査結果でしたので、次回のお楽しみということです。
もし、あなたの今の症状で、気になる事、聞いてみたい事などあれば、 お気軽にご相談ください。