こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、頸椎手術をしてから腕に痺れが出るようになった50代男性が
来院されました。
転倒→頸椎骨折→ボルト固定の手術→腕が痺れる後遺症
転倒したときに頸椎を骨折してしまい、ボルトを入れる手術だったようです。
その後、腕に痺れが出るようになってしまったようで、
もう1年くらい治らずに、日常生活に不安を感じていらっしゃったとのことです。
1年も我慢されていたなんて、大変でしたね。
この方は、津島げんき整体院のHPを全て読んでくれたみたいで、
ブログまで目を通してもらっていました(^^)
なので、説明をしていてもすでにご存知のようで、特に説明しなくても良いくらいまで
当院の目的や治療方法、考え方までご理解いただけていたので
とってもスムーズに治療が出来ました。
それに、私の思いをこめて作ったHPをしっかり読んでくれたということは
とても嬉しいものです(^^)
津島げんき整体院のHPは、分かりやすく書いていますが、情報量が多いので
ご自分の症状の部分だけでも読んで頂けると、納得して治療を受けていただけると思います。
今までの常識を覆す内容が盛りだくさんですからね(笑)
頸椎手術をしてから腕に痺れが出るようになった原因とは?
頸椎の手術をしてから、痺れが出る方というのは、実は少なくありません。
こういうのを、世間では『後遺症』とよんでいるのですが、
一般的に『後遺症』というと、
今回の場合は、手術をしたから後遺症が出た。と思いがちです。
他にも、交通事故の後遺症。
脳梗塞の後遺症。
というのが、多いですよね。
これらも、交通事故をしたから後遺症が出たとか、
脳梗塞をしたから後遺症が出た、と考えてしまいます。
要は、手術や交通事故、脳梗塞が後遺症の原因と考えてしまっているということです。
ここが大事なところなんですが、
後遺症というのは、手術や交通事故、脳梗塞が原因で起きているわけではありません。
これらを原因と思ってしまうと治るものも治らないのです。
なぜなら、原因は別のところにあるからです。
では、原因はどこにあるのでしょうか?
それは、手術をする以前、交通事故をする以前、脳梗塞をする以前から
後遺症が残ることは決まっていた! といったらびっくりされますか?
そうです。みなさんが後遺症が起きた原因と思っていたきっかけよりも
昔に原因があるのです。
言い換えれば、以前から後遺症が起きやすい体をしていたので、
手術や交通事故、脳梗塞をきっかけとして後遺症が出て治っていかないということです。
今回の50代男性の場合は、
頸椎を手術する以前から、心臓に問題がありました。
もちろん、病院の検査には引っかからない程度の問題です。
東洋医学でいえば、病気と健康の間の状態である、『未病』といわれている状態です。
西洋医学的にいえば、心臓の循環障害といったところでしょうか。
この、心臓に問題を抱えていたことで、転倒し頸椎手術を受けたことがきっかけで
腕にしびれが出てしまうという『後遺症』が発生してしまったのです。
時系列で示すと、
心臓に問題発生→転倒し頸椎骨折→頸椎手術→後遺症発生→1年間治らず
という流れです。
後遺症の考え方
世の中には、後遺症が出る人と、出ない人がいるというパターンがあります。
この違いって考えたことありますか?
多くの方は、
『後遺症は出ても不思議でないよね』
『運がわるかったのかな』
『後遺症が出るくらい悪かったんだろう』
と思っているでしょう。
でも、事実は違っていたのです。
後遺症が出る人というのは、軽症・重症に関わらず出ますし、
後遺症が出ない人というのは、軽症・重症に関わらずでません。
それは、昔から後遺症が出る身体だったということです。
・何かをきっかけに後遺症が出てしまった。
・後遺症がなかなか治っていかない。
という方のほとんどは、手術や事故、脳梗塞以前から身体に問題を抱えているのです。
そして、その問題を取り除かない限り、後遺症は治っていかないのです。
先ほどの男性を例に取ります。
時系列で示すと、
心臓に問題発生→転倒し頸椎骨折→頸椎手術→後遺症発生→1年間治らず
↑
この部分の、心臓の問題を取り除かないと後遺症は取れないということです。
いいかえれば、この部分さえ解消してあげれば、後遺症が起こらないという
時間の流れを作ることが出来るのです。
何年もリハビリを頑張っても、後遺症が治っていかない人というのは
世の中にはたくさんいらっしゃいます。
その理由というのは、今回説明したことが原因です。
頸椎手術をしてから腕に痺れが出るようになった50代男性の1回目の治療後
説明が長くなりましたが、今回の男性の1回目の治療後です。
治療終了した直後は、そこまでしびれに対して改善は見られませんでした。
ですが、次の日のお昼ごろに、この方からお電話を頂きました。
男性:『先生、昨日治療してもらってから・・・・』
僕:(どうしたんだろう? ドキドキ・・・)
男性:『ものすごく調子が良いです!』
僕:『それは良かったですね~!!』(^^)
内心、何かあったのかとドキドキしましたが、
うれしいサプライズでした。
身体がよくなったことを、わざわざお電話してくれる人は稀なので
びっくりです(笑)
でも、こういう報告をしてくれるなんて治療家冥利に尽きます。
とてもうれしいですし、モチベーションも上がりますよね。
まだ、完治までは少しかかりますが、きちんと治療をして
後遺症がなくなるようにしていきたいと思います。
後遺症のまとめ
今回のケースと後遺症に関するお話は、めちゃくちゃ大事な内容を含んでいます。
様々なことがきっかけで『後遺症』は残ってしまいます。
そして、なかなか後遺症が治っていかない人も病院にあふれかえっています。
こういう方たちは、いくらリハビリしても問題が解決されていないために
治っていかないのです。
後遺症とは、
1、手術や事故、脳梗塞が直接的な原因ではないということ。
2、後遺症が残る人は、手術や事故、脳梗塞よりも以前に身体に問題が起きていること。
3、その問題を解消することが後遺症を治す近道ということ。
この、3点をしっかり覚えておいてください。
もし、あなたや、あなたの家族や友人で後遺症を抱えているのなら、
気になる事、聞いてみたい事などあれば、
津島げんき整体院にお気軽にご相談ください。