こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は、治療効果の判断基準についてお話しようと思います。
治療効果の判断基準
今回はブログを読んでいただいている皆さんに対してのメッセージです。
患者さんの身体を治すにあたって必要なことは何だと思いますか?
・
・
・
おそらくですが、
「治療効果(技術・腕)」と答えた方が多いと思います。
もしかすると、プロである治療家の方もそう思っているかもしれません。
確かに、治療院ですし、プロを名乗っているわけですから、
治療効果はとても重要です。
はっきり言ってしまえば、腕は良くて当たり前なんです。
治せない治療家は
仕事をしない政治家同様に無用の長物です。
ですから、常に勉強し、腕を磨くと言うのは
プロなら当たり前なんですよね。
治療効果はとってもも重要なんですが、
その一方で、
「どのように治療効果を判断するのか」
というのは、とても深いテーマです。
治療効果を、
1.患者さんがどう判断するのか
2.施術者がどう判断するのか
多くの場合ですが、患者さんの判断基準は『痛み』が基準となります。
ですから、患者さんは、
「痛み」が楽になれば効果があったと判断します。
ここが大きな問題点です。
『痛み』だけを治療効果の判断基準にすると・・・
治療効果の判断基準が『痛み』だけの場合ですと、
痛みが楽になった=効果があった=治った
という判断ですから、
効果があれば、患者さんは、通院をやめてしまいます。
(この場合、残念ながら患者さんは、治癒したわけではなく、
一時的に痛みが楽になっただけにすぎませんので治ってはいませんが…)
「痛み」というのは、
最後に現れて、
最初に消えて行く、
身体の症状
でしかありません。
大事なことですので、もう一度言いますが。
『痛み』は、
一番最後に現れて、
一番最初に消えていく、
身体の症状
なのです。
「痛み」を治療効果の判断基準にしてしまうと、
患者さんは、痛みが消えると、治癒したわけではないのに、治ったと思い
治療をやめてしまいます。
(痛みを出している本当の原因はまだ取れていないにもかかわらずです)
ということは、しばらくは痛みは楽な状態になっているのですが
原因が完全に取り除かれていないがために、
痛みがぶり返してしまう(再発)という可能性が
とても高いということです。
これでは、せっかく通ってきてもらったのに、意味がないのです。
『痛み』以外の治療効果の判断基準
しっかり治ってもらうためには、『痛み』以外で
治療効果を判断するための指標が必要です。
そこで、 重要になるのが「施術者の判断基準」というわけです。
施術者は、患者さんを完治させるために、『痛み』以外にも有効な判断基準を
持たないといけません。
例を上げると、
・体温
・血圧
・可動
・筋力
・感覚差
・姿勢
などです。
効果的な基準は、たくさんあります。
津島げんき整体院の治療効果の判断基準
では、津島げんき整体院の治療効果の判断基準は何なのかというと、
当院では、3箇所の検査ポイントの痛みを見ています。
『え~!? 痛みではダメっていってたのに・・・』
という声が聞こえてきそうですが、
ここでいう『痛み』は、患者さんが訴えている部分の痛みではありません。
・ふくらはぎ
・肩の筋肉
・頚椎2番の骨
この3箇所の痛みをどれくらい回復してきたかの指標に使っている
ということです。
この3箇所というのは、あらゆる症状に対して
体がまだ回復していないようなら、必ず痛みが発生するポイントです。
逆を言えば、体が回復してきているなら、この3箇所の痛みは
軽減してきているということがいえるのです。
例えば腰痛でみえた患者さんが、治療後に
『まだ腰が痛い』
と言っていても、
この3つのポイントの痛みが、最初よりも激減していれば、
腰はずいぶん回復してきていると判断できますし、
『腰の痛みがずいぶん楽になった』
と言っていても、
この3つのポイントの痛みが、あまり取れていなければ
まだ腰の状態は楽観できない状態であるという判断が出来るのです。
ですから、津島げんき整体院では、正確に患者さんの体の状態を
判断できるので、しっかり完治するまで
的確な説明と指導が出来るのです。