こんにちは、治療界の根本原因見極め施術家、津島げんき整体院の三輪 匠です。
今日は〇〇についてお話しようと思います。
胃が弱いとは?
一般的に胃が弱いといえば、
『胃酸の量が少ないこと』だと思われているようです。
また、頻繁に胸やけを起こしたり、
逆流性食道炎を起こしている人も『胃が弱い』といわれるのですが、
逆流性食道炎を起こすタイプは、『胃酸が多すぎる』状態であると思われているようです。
要約すると、胃が弱いということは、
・胃酸が少ない
・胃酸が出過ぎる
といった症状を『胃が弱い』と呼んでいるのです。
ですが、、本当に胃が弱い状態とは、
胃酸が多いとか少ないということではなく、
胃酸のPHが、ちゃんと酸性になっていないという状態の事をいいます。
つまり、胃酸の量は十分にあっても、
食後の胃酸の酸性の数値がPH0.8~1.2以下の人が、
本当の胃が弱い状態ということです。
胃が弱いとどうなるのか?
胃が弱いとどうなるのでしょうか?
近年、日本でも問題になっていたり、患者数が増えている、
・慢性疲労症候群
・リウマチ
・うつ病
などは、
その原因に、胃酸の少なさや
胃酸の酸性度が弱くなっていることが大きく関わっていると考えられています。
日本人は、胃酸が強酸性でない人が多い民族です。
それに加え、前回のブログで書いたように、
『あっさり』した食べ物や、『喉越しの良い』麺類などを
胃腸に良いと思って食べることが多いのです。
それと比例して、蛋白質や脂質は健康に悪いと思い、量を控える人が多いので、
蛋白質が不足気味な状態です。
人の体を構成するのに重要な成分にアミノ酸があります。
私たちが動物性蛋白質を食べると20種類のアミノ酸に分解され、
吸収されます。
アミノ酸は、蛋白質を胃で分解することで生み出される物質です。
しかし、胃酸がアルカリ性に偏っていると、
蛋白質の消化が十分におこなわれず、質の良いアミノ酸が作られません。
DNAもアミノ酸から作られていますので、
アミノ酸は体の源といえます。
世間的には、腸が体の中で重要であるといわれていますが、
腸がきちんと栄養を吸収する事ができるためには
胃で消化作業がきちんとできないといけないのです。
腸の状態ばかりに気をとられていても、胃の状態を先に整えておかないと
腸も正常な働きができないのです。
皆さんは、胃のケアも同時に行ってくださいね。